生まれも育ちも大阪の貧乏な家庭で育った芸人さんをご存知でしょうか。市販のおやつも買えないほどの貧しい生活の中、片栗粉でおやつを自作して過ごした幼少期。そんな環境にも関わらず、明るく前向きに生きてきた女性芸人がいます。
吉本NSC大阪校38期生として芸人の道を志し、2016年にコンビ「エルフ」としてデビュー。THE W2020での準決勝進出や、よしもとリール王決定戦での優勝など、着実に実績を積み重ねてきたエルフ荒川さん。
本記事では、大阪府和泉市出身の28歳、身長156cmの女性芸人・エルフ荒川さんの生い立ちから現在の活躍までを詳しく解説します。
エルフ荒川ってどんな人？
大阪府和泉市出身の28歳お笑い芸人
エルフ荒川さんは、1995年生まれの女性お笑い芸人として、近年注目を集めています。大阪府和泉市という、関西の下町情緒あふれる地域で生まれ育った経験が、彼女の芸風に大きな影響を与えているとされています。
和泉市は大阪府の南部に位置し、古くから繊維産業が盛んな地域として知られています。このような庶民的な環境で育ったことが、エルフ荒川さんの等身大で親しみやすいキャラクター性の形成に繋がっていると考えられます。
現在は東京を中心に活動し、特にSNSでの発信力を活かした活動で注目を集めています。28歳という若手ながら、すでに様々な媒体で活躍の場を広げている実力派芸人です。
吉本NSC大阪校38期生
エルフ荒川さんは、お笑い芸人の登竜門として知られる吉本NSC大阪校の38期生として芸人の道を歩み始めました。NSCは多くの有名芸人を輩出している養成所として知られており、彼女もその伝統ある教育システムで基礎を学びました。
38期生としては、同期に多くの実力者がおり、切磋琢磨できる環境で技を磨いてきました。NSCでの経験は、彼女の芸風の基礎となり、今日の活躍に大きく貢献していると考えられます。
吉本NSCでの経験を活かし、その後もコンビ活動やピン芸人としての活動を展開し、着実にキャリアを積み重ねています。
身長156cmのA型
エルフ荒川さんの身長156cmという特徴は、その親しみやすいキャラクター性を引き立てる要素の一つとなっています。この身長は日本人女性の平均よりもやや低めで、コンパクトな体型を活かしたパフォーマンスも得意としています。
血液型はA型で、几帳面で真面目な性格とされるA型の特徴を、ネタやパフォーマンスに活かしているとされています。しかし、芸人としては意外性のある行動も多く、そのギャップも人気の要因の一つとなっています。
また、小柄な体型を活かしたキャラクター作りや、独特の世界観を展開することで、他の芸人との差別化に成功しています。
エルフ荒川の学歴は？
お笑い芸人のエルフ荒川さんの学歴について、出身校や進学の経緯を詳しく見ていきましょう。
泉大津高校を卒業
エルフ荒川さんは、大阪府立泉大津高等学校を卒業しています。泉大津高校は、大阪府泉大津市に位置する1908年創立の歴史ある公立高校です。
同校は文武両道を重視する進学校として知られており、部活動も盛んな学校です。エルフ荒川さんは在学中、積極的に文化祭などの学校行事に参加し、そこでお笑いの面白さに目覚めたと語っています。
高校時代から人を笑わせることが好きだったエルフ荒川さんは、この経験が後の芸人としての道を選ぶきっかけとなったと考えられます。
大学進学せずNSCへ
高校卒業後、エルフ荒川さんは大学進学ではなく、吉本NSC（New Star Creation）大阪校への入学を選択しました。NSCは吉本興業が運営する養成所で、多くの人気芸人を輩出している実績があります。
エルフ荒川さんは38期生として入学し、お笑いの基礎から実践的なステージングまでを学びました。NSCでの修業期間中は、芸人としての技術を磨くことに専念し、将来の活躍に向けた土台を築きました。
和泉市立富秋中学校出身
エルフ荒川さんの中学時代は、大阪府和泉市立富秋中学校で過ごしました。富秋中学校は和泉市内にある公立中学校で、地域に根ざした教育を行っています。
中学時代から明るい性格で知られていたエルフ荒川さんは、クラスの人気者だったと言われています。この時期から、人を楽しませることに魅力を感じていた様子が伺えます。
現在は芸人として活躍するエルフ荒川さんですが、こうした学生時代の経験が、今のキャリアの基盤となっていると考えられます。
エルフ荒川の実家が貧乏って本当？
築50年の4LDKのボロボロな家
エルフ荒川さんは、自身のYouTubeチャンネルや各種メディアで、実家の状況について率直に語っています。大阪府和泉市にある実家は、築50年以上が経過した4LDKの一軒家です。
家の状態については、以下のような特徴が挙げられています：
- 雨漏りが複数箇所で発生
- 壁紙が剥がれかけている箇所が多数存在
- 床がところどころ傾いている
- 水道管の老朽化による漏水の懸念
しかし、エルフ荒川さんは「6人家族で暮らすには十分な広さがあった」と語っており、決して住みにくい環境ではなかったと振り返っています。
片栗粉でおやつを自作 市販のおやつも買えない生活
エルフ荒川さんは、幼少期の食生活についても率直に語っています。特に印象的なのは、おやつ事情です。
経済的な理由から、市販のお菓子を買うことは稀で、代わりに以下のような工夫をしていました：
- 片栗粉と砂糖で手作りの白玉団子を作る
- 小麦粉で簡単なお菓子を作る
- 近所の方からいただいたお菓子を大切に食べる
この経験について、エルフ荒川さんは「創意工夫する力が身についた」と前向きに捉えており、現在の芸人としての発想力にも良い影響を与えていると語っています。
父親が無職で母親が家計を支える
エルフ荒川さんの家庭環境において、経済面での中心的な担い手は母親でした。
家計を支える状況については、以下のような特徴がありました：
- 父親は長期間無職の状態が続く
- 母親がパートタイム労働で家計を支える
- 6人家族の生活費を1人で賄う状況
- 社会保障制度なども活用しながらの生活
しかし、エルフ荒川さんは「母親の強さと愛情に支えられて育った」と語っており、この経験が現在の芸人としての活動における原動力の一つになっているとも述べています。
経済的な困難はありましたが、家族の絆は強く、それぞれが協力しながら生活を営んでいた様子が伺えます。
エルフ荒川の家族構成は？
6人家族で長女として育つ 祖母と同居の大家族
エルフ荒川さんは、6人家族の長女として大阪府和泉市で育ちました。家族構成は、父親、母親、本人、2人の妹、そして祖母の6人家族です。
大家族での生活は、にぎやかで活気に満ちていたことが、エルフ荒川さんの芸風にも影響を与えていると考えられます。特に祖母との同居は、エルフ荒川さんの人間性形成に大きな影響を与えたと語られています。
家計が厳しい中でも、家族全員で支え合いながら生活を送っていた様子が、エルフ荒川さんのテレビ出演時の発言からうかがえます。このような環境で育ったことが、現在の芸人としての強みにもなっているとされています。
妹のみなみはモデルとして活躍
エルフ荒川さんの妹のみなみさんは、モデルとして活動しています。姉とは異なるキャリアパスを選択し、ファッション業界で自身の道を切り開いています。
みなみさんはSNSでも活動しており、ファッションやメイクに関する投稿を行っています。エルフ荒川さんとは異なる分野で活躍する妹の存在は、家族の多様性を象徴していると言えます。
姉妹でありながら、それぞれが異なる道で成功を収めているという点は、メディアでも注目されています。
末っ子のかんなは海外留学経験あり
一番下の妹であるかんなさんは、海外留学の経験を持つグローバル人材です。語学力を活かした活動を行っており、3姉妹の中でも特に国際的な視野を持っていると言えます。
かんなさんの海外留学は、家族全員でサポートして実現させたと言われています。経済的に厳しい状況の中でも、家族で協力して夢を支える姿勢が見られます。
このように、エルフ荒川さんの家族は、それぞれが異なる分野で自己実現を目指しながら、互いに支え合う関係性を築いています。3姉妹がそれぞれ違う道を歩みながらも、家族としての絆を大切にしている様子が伺えます。
エルフ荒川の芸人としての実績は？
コンビ「エルフ」として2016年デビュー
エルフ荒川さんは、2016年に相方の野田美奈子さんとともにお笑いコンビ「エルフ」としてデビューを果たしました。NSC大阪校38期生として在学中に結成され、コンビ名の由来は「永遠に若くいたい」という願いを込めて命名されたと言われています。
結成当初から、エルフ荒川さんのキャラクターの濃さと、相方との絶妙な掛け合いが注目を集めました。コンビとしての活動では、漫才やコントを中心に、関西地域での営業や劇場出演を重ねてきました。
しかし、2019年にコンビ解散となり、以降はピン芸人として活動を開始。解散後も、エルフ荒川という芸名は継続して使用しています。
THE W2020で準決勝進出
2020年に開催された日本テレビ主催の女性芸人No.1決定戦「THE W」において、エルフ荒川さんは準決勝まで進出を果たしました。この大会での実績は、ピン芸人としての実力を証明する大きな一歩となりました。
準決勝では、独特な世界観と表現力を活かしたネタを披露し、審査員や観客から高い評価を得ました。特に、貧乏エピソードを織り交ぜたネタは、リアリティのある面白さで注目を集めました。
よしもとリール王決定戦で優勝
SNSでの活動にも力を入れているエルフ荒川さんは、よしもと芸人によるリール王決定戦で優勝を果たしています。InstagramのReels機能を使った短尺動画で、独特な演出と世界観が若い世代を中心に人気を集めました。
リール王決定戦での優勝は、デジタルコンテンツでの表現力が評価された結果と言えます。この実績により、SNSでのフォロワー数も急増し、新たなファン層の開拓にも成功しています。
大阪から東京へ活動拠点を移す
活動の場を広げるため、エルフ荒川さんは大阪から東京へ活動拠点を移しました。この決断は、より多くのメディア出演機会を得るための戦略的な選択でした。
東京での活動開始後は、テレビ番組への出演機会が増加し、特にバラエティ番組での活躍が目立っています。また、YouTube やTikTokなどのデジタルプラットフォームでも精力的に活動を展開し、マルチに活躍するタレントとしての地位を確立しつつあります。
エルフ荒川のメディア出演は？
ぐるナイおもしろ荘に出演
エルフ荒川さんは、お笑い芸人の登竜門として知られる「日本テレビ ぐるぐるナインティナイン新春おもしろ荘」に出演を果たしています。2020年12月31日深夜から2021年1月1日にかけて放送された「女芸人No.1決定戦」特別編での出演でした。
この番組は、若手芸人の飛躍のきっかけとなることで知られており、過去には千鳥さんやかまいたちさんなど、数々の人気芸人を輩出してきました。エルフ荒川さんは、独特の世界観とキャラクターで視聴者の印象に残る存在感を示しました。
番組では「母のモノマネ」などのネタを披露し、貧乏エピソードを交えたトークで注目を集めることに成功しています。
TikTokやYouTubeで人気
エルフ荒川さんは、SNSでの活動も精力的に行っており、TikTokでの人気が高まっています。TikTokでは、独特の言い回しや表情を活かした短尺動画が多くの支持を集めており、フォロワー数を着実に伸ばしています。
YouTubeでも「エルフチャンネル」として活動を展開しており、日常的な出来事やネタ動画を投稿しています。特に、実家での生活を題材にした動画や、家族とのやり取りを面白おかしく紹介する内容が人気を集めています。
コンテンツの特徴として、等身大の姿を見せながらも、芸人らしい笑いのセンスを活かした編集や演出が施されている点が挙げられます。
バラエティ番組への出演増加中
テレビ出演の機会も徐々に増加しており、バラエティ番組を中心に活躍の場を広げています。「アメトーーク」や「有吉ぃぃeeeee」などの人気番組にも出演し、独特のキャラクターと話術で存在感を示しています。
特に「貧乏エピソード」や「家族ネタ」は、視聴者からの共感を得やすく、バラエティ番組での重宝される要素となっています。また、トーク力の高さを活かし、MCやレギュラー出演者との掛け合いも好評を得ています。
今後は、地上波での冠番組獲得や、レギュラー番組の増加など、さらなる活躍が期待されています。若手女性芸人としての個性的なポジションを確立しつつあり、メディアでの露出増加が予想されます。